身体に大変いい健康ドリンクとして人気の高い豆乳ですが、人気がある理由はそれだけではないのです。豆乳に含まれている大豆ペプチドと大豆サポニンには、ダイエット効果もあるのです。豆乳に含まれる成分である、大豆ペプチドがまず腸で吸収されると、腸管の神経が刺激を受けます。そうすると交感神経が優位になって血流が増えるようになり、基礎代謝が高まります。基礎代謝とは生命を維持するために必要な最小のエネルギーのことですが、日本人の成人男性で1日1400キロカロリーが、成人女性で1200キロカロリーが必要だといわれているのです。豆乳を飲むとこの基礎代謝が高まるようになり、やせやすい身体にしていくことができるため、豆乳がダイエットにいいとされるわけなのです。肥満状態にあると、小腸にあるせんもうという部分が大きくなりやすい傾向にあるといわれています。それで体が余分な糖質や脂肪を吸収しやすくなり、太りやすい体になるのです。豆乳に含まれる大豆サポニンが摂り入れられると、太りやすいという症状が緩和されていきます。大豆サポニンには肥大化した小腸のせんもうを正常にする力があり、脂肪や糖質が余分に吸収されるのを遅らせます。豆乳にはすい臓から分泌される脂肪消化酵素に働きかける力もあり、脂肪が腸内で吸収されにくくされるため、ダイエットにはぴったりだといわれるのです。豆乳は健康にいいだけでなく、ダイエット効果も期待できるすぐれものです。